無色 2019-01-28 19:44:02 |
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---、嗚呼。きみが…、
( いくつもある中庭のひつとに面した本殿。伽耶の向こうからぼんやりと手入れされた中庭を眺めては欠伸を零し。しかし視線の隅で控えている女中に窘められると困ったように眉を下げてみせ。ひとつ吐息を零してはふと遠くから近づいてくる足音があり、思わず視線を向けて。新しい香、小さな息遣いはどこか緊張しているかの様で。部屋に入ってきたその人物をただじっと見詰めては、相手には流石に見えていない所為か少しばかり緊張が抜けたようで、それを僅か口元に笑みを浮かべながら受け止め。ぽつりと低く、凛と澄み渡るようなそれでいて冷たさと優しさのあるその声色で紡ぐと、控えている女中等を下がらせて。「京香……良い名だ。どれ、よくと顔を見せてみよ。」うん、と口の中でその名前を転がせてみせては一輪の風、そよ風の如くそれは優しく吹き抜け、伽耶を揺らし、いつの間にか相手の目の前に片膝を付く形で僅かにその“疾さ”で浮いた身体を着地させながらやや冷たくも大きい手を片方、相手の頬に伸ばしては目元を緩めて )
( /素敵なロルでしたよ。煩わしい文章の返しと少々短めになってしまいましたが、よろしくお願いします。 )
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