涼しい風の、木の茂みで。僕はこんなことを言われた。 「…好きです」 「うん、、僕もヒナタのこと好きだけど?」 どそっちの意味じゃない、という顔をされた。うゎ…ま、まさかのまさか…!?! 「恋愛的な意味で、タクミ様が好きなんですってば!」 少し大きめの声だったので、慌ててヒナタの口を抑えた。 「え…え…っと…」 僕の頭は混乱で埋め尽くされていた。