24547(ミルクティー色の少年) 2019-01-24 00:05:26 |
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いいよ……あながち間違いじゃないし
(そう小さな声で漏らした言葉は人々の喧噪によって掻き消され。相手の問いかけには苦い表情で「いや、別に」と答えた。昔からバレンタインに浮かれる周りの同級生たちが理解できず、浅はかな好意やあからさまな下心を溶かし込んだチョコと、それを飾り立てる華美な包装紙を見るたびにうんざりとした感情が蓄積されるだけで。でもなぜだろうか、無性に彼女から“欲しい”と感じている自分に気づかされ。歩みをぴたりと止めると、唐突に相手の細い腕を掴み、既に通り過ぎてしまったバレンタインコーナーへとUターンし
。どうやら自分も愚かな下心を持ち合わせていたようだ。)俺にくれない?チョコ
(遅くなりました!すみません)
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