24547(ミルクティー色の少年) 2019-01-24 00:05:26 |
通報 |
大丈夫、
(慣れた手つきで朝食の準備を始めた相手の後ろ姿をぼんやりと見つめながら、ふう、と小さく息を吐く。少し強引過ぎただろうか、とヒヤヒヤしたが案外すんなりと受け入れてもらえたようで安心し。忙しなく動く彼女の栗色の髪が揺れるたび、形容しがたい感情が心の奥底で芽吹くのを感じた。あっという間に出来上がった料理を目の前に、腹の虫が小さく鳴る。いただきます、と律儀に呟くとできたての朝食を口へと運び込み。)
トピック検索 |