匿名さん 2019-01-19 00:10:26 |
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……ニーナ。君の純潔を穢してまで僕を支えようとする君の気持ちが分からないよ。
(火種は薪木に、木の焦げるパチパチとした独特な音を奏でて臙脂色した小さな炎が揺らぎ出しみるみる内に膨れ上がり、薄暗い部屋に僅かな明かりを灯し。赤く揺らめく炎はまるで内に眠る邪心の様、誰が手を貸さずとも勝手に膨れ周りを焼け尽くす。何れ彼女までも跡形も無く消し去るかも知らぬというのに幾度と問いた質問には毎度の様同じ返答、加えて嘘偽りを感じさせぬ眩しい笑みは己には勿体無い程であり罪悪感と僅かな喜びに胸を焦がし。ふと微かに胸のざわつきを感じて炎から視線を外すとゆらりとその場から立ち上がり、踵を返して彼女を見つめるが優美で可憐な姿を直視するのも気恥ずかしく少し視線を落とした状態で近寄り人二人分開けたスペースを作って隣へと座り、此方も本音を伝えるべきかとぽそぽそと小さな小さな声で言葉を紡ぎ)
でも、有難うね。君が居てくれると…とても心が温かくなる…、なんて、言ってしまったら此処に留めてしまう発言になるかな。
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