匿名さん 2019-01-19 00:10:26 |
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…布団はまだあるし、もっと広い暖炉のある部屋に移動しても良いんだよ。君は…謙虚だから。
(良く磨かれた硝子のセンターテーブルへ、ティーカップを彼女側へ一つ己の前に一つ置いて浅くソファに腰を掛け、淹れたばかりの紅茶から立ち上がる真っ白な蒸気を見つめてほんの僅かに眉間へ皺を寄せ。身寄りの無い彼女を受け入れたものは良いものの洋館に住む者は己一人だけ、況してや天使の扱いも分からぬ世間知らずな愚者が満足な生活を与えられる訳も無く、申し訳無さそうに肩を竦め。ふとこの部屋も暖炉の薪木が灰となり消えてしまった事を思い出すと、先に飲んでいてと促してから立派ではあるが埃の被った大きな暖炉の前に立ち、サイドに置いてある薪木を幾分か敷けばマッチに火を付けて暖炉へと放り投げ)
ごめんね、この部屋も寒いね。…君はなんでこんな地に降りてきてしまったんだい…?
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