鯨木かさね 2018-12-31 13:01:56 |
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>鯨木さん
(相手の美味しいの一言に当然だろと言うふうに笑むその顔はどこか満足気、思えば家族以外の誰かに料理を振る舞ったのはこれが初めてなのではないか。妙な気持ちになりながら彼女の小さな口元にスプーンを運ぶのは宛ら小鳥の餌付けのようで面白い。そんなことを思ってるとふと戸惑い混じりの問いかけをされ、その内容に意識とは関係なくもやついて眉を潜ると一度お皿を下げて「まあ、鯨木さんにしたら“俺から”看病されるのは不快でしかないか。狩沢さんとか新羅あたり看て貰ったらまた違ったかな?でもそんなに俺のすることに理由付けしたいなら、忙しい間をぬって献身的に看病してあげてるんだがら、さっきの昔話を聞く権利くらいはあるよね。」と素直じゃない言葉を。はっきり言って此の行動に計算も意味もない。何がしたいかなんてこっちが教えて欲しいくらいだ。そして自分が意味もなく善意を振りまいても裏があると思われる。それは自分のしてきたことを思えば致し方ないこと。相手の望む答えではないだろうが、自分には捻くれた答えしか持ち合わせておらず。)
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