鯨木かさね 2018-12-31 13:01:56 |
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>折原臨也様
今回の件に澱切社長は関わっておりません。今は別の案件で動いてらっしゃいますので、貴方に怪我を負わせた犯人は別の人物でしょう。…安心してください。
(以前彼を刺したのは澱切陣内なのは確かだ。それは澱切陣内であって自身の意思でもあるのだが、あの時あの状況では彼は目の上に出来たたんこぶ…つまり仕事に害を及ぼす邪魔な存在だと判断し、澱切という肩書きだけを持った人物に彼を襲わせた。彼は知っているはずだ澱切陣内はとっくに名前だけを残しこの世に存在しないことも、全てを知りすぎた彼だからこそ自分を刺したのではと警戒するのも仕方がないが。それは違うと、やんわりと首を横に振った。大人しくソファーに背を預けるのはかなりまいっているからなのか、抵抗する力も残っておらず神妙な顔でナイフを取り出せば、手に握らせて服を着って脱がせろとのことで。「…恥ずかしがっていて拉致が飽きませんね。貴方は怪我人です大人しく私の言うことを聞いてください。」手渡されたナイフは直ぐに近くの床に投げ捨てた。こんなもの使わなくとも彼の服など引き裂くことも容易いのにそれをしないのは、単なる嫌がらせ。彼の嫌がる顔を見たい好奇心に負けたからなのだが、それを口にすることはせず無理やり彼の服を引っ張る形で脱がせた。服を着ていた状態でも分かったけど彼は細い、でもガリガリというよりは程よい筋肉もついているけど異様なまでの肌の白さが目立つ脇腹近くに、赤く乾き切っていない血が垂れているそこには抉れるように出来た傷が酷く痛々しく見えて。やんわりとその周りを謎るように指を這わせた。「…痛いですか?」)
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