鯨木かさね 2018-12-31 13:01:56 |
通報 |
>鯨木さん
(猫と戯れる様子は無表情を除けば極々普通の綺麗な女性。猫の扱いも手慣れた様子で先程から意外と思わされてばかり。運ばれてきた珈琲はややチープな味がしたが此処で文句は言わず黙って啜りながら相手と猫の戯れを見ていると投げかけられた言葉に声に出して笑って、「それじゃあ、鯨木さんはよっぽど善良な行いをする良い人なんでしょうねぇ。」とやはり口から出るのは皮肉。と、相手が黒猫を抱えその行方を目で追えばまさか自分の膝の上、続く相手から発せられる言動の数々は予想の範疇を超えていた。確かに“面白い”ことを望んではいたがこれは別角度過ぎる。素で表情を引きつらせつつ笑顔は作っておき「えっと鯨木さん?無表情で冗談を言われてると返事に困るんだけど。……これ、いつも持ってるの?」意外すぎてやや敬語が乱れるが彼女の悪い冗談かもしれないと目の前に置かれた猫耳と読めない表情の相手を見比べ、一応聞かれたことに返答しないことで猫耳装着は拒否して。それを見ていた店員が近づいてくると『彼女さん、猫耳お持ちなんですね。当店にもご用意ありますので彼氏さんと一緒にお写真お撮りますよ!』と突っ込みどころ満載のいらぬ気を利かせてきた。「いやぁ、僕たちそんな関係じゃないし良いですよー。」とへらりと笑い断るが押しの強い店員は照れだと勘違いして、相手には店の白い猫耳を自分には相手の持ってきた黒の猫耳を無理やり装着してきてカメラを構えると『はい。わらってくださーい。はい、ニャーンニャンでポーズですよー。』と猫の手招きポーズをすると再びカメラを構えると例の掛け声をして『彼女さん笑ってくださーい。』と。)
トピック検索 |