匿名さん 2018-12-16 22:58:56 |
通報 |
うわっ…と…
(こちらが泊まることを了承すれば、まるで驚いたかのように瞳を丸め、そして段々と笑みが深まってくるところを見るとそんなに嬉しかったのだろうかと少し驚いて。普段の異常な一面が帳消しになるわけではないがこのような普通の可愛らしい少女の一面もあるためになんだかんだで別れようとはならないでいる。抱きついてくる相手を受け止めながらこちらからも抱きかえし片方の手は相手の腰に当て、もう片方は相手の頭を撫でて。少し経って離れると「わかった、なるべく急ぐよ」と、頷いて。そして別れ際に渡された小袋には手作りらしいお菓子が入っており。普通なら恋人からの手作りお菓子は嬉しいものだが、自分の場合は違う。中身を見てみるとこれでもかと砂糖でコーティングされた甘ったるそうなチョコが詰められており。自分の嫌いなものを入れられる。彼女にとってはこれが普通であり、相手の呟きに苦笑いしてしまい。手を振られて、こちらも手を振り返すとこちらも帰宅の道を歩み。やがて家に着くと着替えに、歯ブラシなど、宿泊に必要な諸々をいつも使っているバッグに詰め込み。そして家から出るとそこにはマネージャーが立っており。)
『先輩…さっきの…』
「…幻滅しただろ?『八坂』にはどう思われてもいいけど、なるべく広めないでくれると嬉しいな」
(先ほどの光景がやはり気になるらしく、そのことについて言及されると自嘲気味に笑いながら言葉を綴って。その後も少し問答をしてはこのままでは約束に遅れてしまうと焦り、その場をなんとか振り切って相手の家へと急ぎ。)
トピック検索 |