匿名さん 2018-12-16 22:58:56 |
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本当?いいの?
(急な頼みだったが案外あっさりと承諾、瞳を丸々とさせて相手を見つめては決して快く承諾したわけではなさそうだが、それでも二人だけの時間を過ごせる事に次第に笑みに変わってゆき重ねた手を解放し胸に飛び付けば擦り寄り身体を密着させて。このままドロドロに身体が溶けて混ざり合い一生どちらが何方なのか分から無くなる程同化してしまえば幸せなのにと心の中で思いを馳せながら名残惜しそうに一旦身体を離して、再び向き合い「じゃあ直ぐに来てね、待ってるから。」思い出したかのように鞄から手作りの差し入れを取り出すとそれは相手の嫌いな物ばかりが詰められたお菓子で、それを手の上へと置き“食べて”と小声で呟いてから二、三歩後ろへと下がれば軽く手を振って駅から逸れて都心とは逆方向の静まり返った道の方へと歩んで行き)
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