匿名さん 2018-12-16 22:58:56 |
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(恋人からの懇願を眉一つ動かさずに無視。これが本当に恋人同士なのだろうかと思うほど相手の非情さに息を呑み。これから群がる女子達をどうにかしてかわさなければならないのかと思いやられるように相手に気づかれないよう小さく溜息を吐き。通知のことを問いかけるとまるでどうでもいいかのような様子を見せ、こちらを一瞥すれば通知を確認しない理由を述べられ。そういえば彼女の家庭は崩壊寸前なのだった。あまり首を突っ込むべきではないのだろうと思えば「そっか…」と、それ以外に言葉がでず。考えていると隣にいた彼女はいつのまにか自分の正面に立っていて、顎に当てていた手も相手に包まれると上目遣いで今夜は一緒にいないかと頼まれて。一瞬相手の様子にドキッとするがその提案を飲めば多分、いや、絶対にロクでもないことが起こるはず。「でも急に来たら親御さんが迷惑じゃ…」といいかけた途端、そう言えば今は両親二人とも海外にいるのだったと思い出して。断れば更に詰め寄られ、行くというまで相手の手に包まれている両手が血まみれになるだろう。断る理由はないし拒否権はないのだろうと心の中で諦めては)
…わかった、じゃあ一旦家に帰って着替えとか持ってくるから先に帰ってて。
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