笑顔だけじゃ満たされない　〆切り

（マネージャーと彼女を交互に見たのは、やはりその突拍子もない質問に戸惑ってしまったから。それ以外にも、マネージャーの好意に薄々感づいているため、ここで突き放しても良いのだろうか。今突き放したら今後の部活に支障が出たりしてしまわないかなどという迷いがあったからで。こちらの返答にかなりの淡白な反応に「あ、まずい…」と、直感的に思えばその直感は的中し。自分の目の前に相手の血が滲み出た手が向けられると、先程とは比べられないほどぶっ飛んだ頼みをされ「っ…！？」と絶句してしまい。恋人とはいえ他人の血液を舐めるなど、ましてやその場面を後輩に見られるなど耐えられるはずもない。しかし、拒否してしまえばこの後に受ける仕打ちは想像だにできない。脳の中でせめぎあう感情は後者が勝り、油が切れた機械のように動く自分の手は相手の手首をとってさらに近づけ、相手の血液を舐めとって。口の中に広がる鉄に似た血液の匂いに「くっ…」と苦悶の表情を浮かべながら次々と滲み出る血を舐めとり。そして、その場面を見たマネージャーは顔を青くしながら耐えかねたのか走って帰り。）

（/なるほど！お泊まりや修学旅行など楽しそうなイベントですね！他にもこちらのライバル出現などかなり面白そうです！個人的にお泊りを近いうちにしたいと思うのですがいかがでしょうか？

そして、質問なのですが、小鳥様からの無茶振りは少しは拒否した方がいいでしょうか？拒否されたら火傷痕を見せつけられ…のような展開もあるわけですし…）