（3L）リ･カースト（擬人化）

>シオン

大好物です……けど、ぅ…いちいち誘い方がやらしーんだよ。そりゃ襲われるわ…あァ、お任せを。斜に構えてらンなくなるくらい、たっぷり遊んでやるよ……ん
(数秒、唇から高めの体温を味わった後分かりきった問いの答えも、敢えて直に伝えておこうと零す内容は珍しく素直に、再度合格を頂けばパァァと瞳を開くも喜びより先、煽情的な仕草と台詞に小さく鼓動と肩跳ねさせて。期せず沸き立つ肉食の性をそれより幾分か健全な…或いはもっとタチの悪い欲望に変換する処理でぐるぐると忙しく熱に浮かされたような表情を何故か拗ねたように歪め、同意の上ながら良いように欲を煽られる立場から説教、と言うには餓鬼じみた賞賛だか文句だか、普段の己を思えばかなりのブーメラン発言を。両膝と尻尾を立てズズ、と体押し上げつつ繋いだ手を引き、座した状態でほぼゼロ距離まで詰めては胸板に抱き留めるように、叶ったなら身長差故やや見下ろす格好で悔し紛れに見えなくもない、それでも確実に愉悦の色を混ぜた吐息多めの声で頑張りますと応じた後、絡めた指同士は緩く擦り合わせながら改めて側頭部に触れ直し。フードの影から這わせる強い視線はそのまま先に倣って柔らかな毛皮の縁をなぞり様子見、キスと聞けば脚でも臍でもご奉仕可能だが屈託の無い顔で猛毒吐かれると駆け抜ける衝動が物騒な方向に走るのをゾワゾワしながら食い止め喉鳴らし、只でさえ近い頭同士を触れてない方の耳へ更に寄せ溢れた欲を「くっくっ……それが草食の発想かよ…舌持ってくつもりなら、俺も何か貰わねぇとな。どっちの耳が良い？」と、殺気とは似ても似つかない黒さを含む低音で鼓膜へ流し込み。実際は感度的な意味で何方が良好か探る如く、毛並に添い撫でる手付きから更に奥、神経に届かせようと軽く指を沈め、擦って、放して…有り体に言えばふよふよ揉んで信号送ってみて