（3L）リ･カースト（擬人化）

>リル

くく…へーぇ。意識高くて結構な事で……となるとその傷は…走って転けたか、誰かサンに付けられた訳だ
(ピュアな反応に思わず喉を鳴らしつつ別ベクトルの拘りが垣間見えると何が面白いのか相好を崩して薄っぺらい美辞を送り。腕に吸い寄せられていた視線は貴女と同じ方向にフイと移してから表情を確認するように顔へ、やはり何かから逃げて来たのかと推察しながら、ともあれ他方の可能性が潰れた以上有力な候補について悠長に確認を取って


>シオン

っくふふ……お…可愛くねぇっつの。寧ろお前のが…あーん、悪ィ悪ィ。てっきり触りっこの続きが出来るもんだと
(予想以上の反応が得られると思わず口元綻ばせ。脱走を許せば名残惜しそうに声漏らし一瞬追い縋ろうかと前傾姿勢に、然し何を思ったかフッと力抜き貴方が膝を突いていた場所に「伏せ」するように上半身を俯せて。再度可愛いと形容されればニヤついまま重ねて否定、ふわふわの耳を晒し後退る様子もよっぽど愛らしく映るが警戒させてしまった分気の無い鳴き声と共に謝罪を、ただ反省具合は怪しいもので、兎に角襲われ易いポジションを取る危機感に欠落しているのか床に付けた顎の両側で寂しくなった手を伸ばしワキワキさせ。同じく寂しくなった舌先を空中で遊ばせたまま器用に言葉紡ぎ、此方の弱点を摘まれた為多少はお触りOKだと判断したと、威嚇には壁を背にする相手へ地から視線這わせていた目を丸くした後糸の如く細め、鼻を鳴らしてからやや低く「脅してんのか？…どうだろ、俺だって発情期みたいなもんらしいしィ？……うさぎに遅れは取らせねぇけど、シオンには酷い事されてみたいかも」等と先程受けた誹りに皮肉を込め送り返しつつ、生存を賭け削り合う種族間より享楽を追及する個人同士の関係を優先させたセクハラ発言を冗談めいたに響きに乗せ平然と嘯いては、瞳は向かい合ったまま、数十秒前柔らかい毛並みに触れた指をチロリと舐めて見せ