名無しさん 2018-11-20 20:01:58 |
通報 |
(ひょい、とロバの背中から下りると、その背中に吊るしてあった荷袋から折りたたまれたバッグとスコップを取り出して光の射し込む場所に踏み入って眩しそうに顔をしかめる
その足元にそれらしき白い花は咲いていないけれど慌てることなくその場にしゃがみこんで
スカートの裾が汚れるのも気にせず、熱心に雑多な植物が繁茂している地面を見つめて
やがてスコップを地面に突き刺して、根をなるべく傷つけないように土が着いたままの株を丁寧に掘り起こしバッグの中にしまっていき
なにかに取り憑かれたように、しばらく黙々と作業を続けて)
トピック検索 |