だが、飛行中にエンジントラブルが発生して、俺達の乗っていた飛行機が墜落した。 どこかの山の尾根が目の前に迫り、俺は死を覚悟して瞼を固く瞑る。 それまで聞こえていた機内の人達の絶叫が消え、辺りは静まりかえった。 これから来るであろう衝撃も、幾らたっても感じない。おかしい。 で、恐る恐る目を開けてみたら、そこは神の間だったというね。