武蔵野 大和 2018-10-23 13:52:55 |
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(/PF拝見させてもらいました!不備等はございません、此方の要望を素晴らしい形で昇華してくださりありがとうございます!
それでは早速始めていきたいと思います、今後ともよろしくお願いします!)
(──両親が仕事の都合で海外へ行き、それに妹が付いていくことになったのが大体1年と半年前。既に実家近くの大学へ進学が決まっていたため、自分は日本に残って実家での一人暮らしを初めた。初めの頃は寂しさから頻繁にテレビ通話で向こうに居る家族とも連絡を取っていたが、最近はこちらも向こうも生活に慣れてきたのか連絡する頻度は減り、週に一回か二回メールのやり取りを交わす程度になっていた。
大学では成績はそこそこ。ただ家族のいない家に帰るのが寂しくてバイトを多目に入れていたため人付き合いが悪くなり部活にも入っていないため友人の数はそんなに多くなくて、そんな状態なので勿論彼女も居ない。
今日も遅くまでバイトをしており、更に問題が起こったため残業…ようやく終わり帰れるようになったのは深夜1時。幸い明日、というか今日は全休、バイトも入っていない。ゆっくり休もう…そう思いながら疲れた体を動かして家へと帰って来た。)
ただいまー……。
(鍵を使い家の扉を開ける。「ただいま」、と声を出すが当然「おかえり」は返ってこない。この生活には慣れたが、未だに「おかえり」がないこの空虚な感じには少し慣れない。それでも癖で「ただいま」を言ってしまう自分に苦笑しながら暗い家のなかを歩き、二階の自分の部屋へ向かう。今日も1日、何事もなく平和に終わる…代わり映えのない日々に刺激を求める気持ちが少なからず存在するものの、果たして何をすれば良いのやら。刺激が向こうからやって来れば良いのに、なんて都合の良いことを考えながら部屋の扉を開けると…)
…っ…!?だ、誰か居るのか…?
(部屋の扉を開け近くの電気のスイッチを入れようとするが、窓が空いていることに気付く。ピタリと動きを止め、暗い部屋の中を見回すとベッドの上に誰かが座っているようだった。誰だろうか…ごくりと喉を鳴らし、いつでも体を動かせるよう身構えながら恐る恐る電気のスイッチをつけて…)
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