The season of harvest / 〆

『やはり、抵抗するか！亡国の亡霊が…！』

(状況は依然よく分からないままだったが、取りあえず、無害そうであった最初の相手とはまるで違い、後から割り込んできた連中は害意にまみれている様子であり。狙いは例の男のようだが、今ここにぼさっと立っていて"私は通りすがりの旅人です。無関係なので、さようなら"と平和的に立ち去ることが許されそうな雰囲気ではない。逃げるにせよ、戦うにせよ、こういう時はとにかく素早く動くことが大切だ。……しかし、皮肉にもそんなことを考えていて" 判断 が 遅れた "隙に、先程の優男が意外性たっぷりの俊敏さで飛び出していったかと思えば、その先で金の光が軌跡を描き、立っていた兵士の喉笛から鮮血が散って。何が起こったのかを理性で把握するよりも早く、相手の手元に見えた光の正体にスーッと血の気が引き、背筋にも冷たい汗が伝い。あれは、刃物じゃないか……御者が冒頭の台詞を叫ぶも耳に届かず。続いて他の連中も懐の鞘に手を伸ばし始め、嫌な予感が増す。すぐにでも立ち去りたいと思うのに、突然の出来事に足が硬直してしまって動けなくなり。途端、逃げるぞ、という言葉が聞こえて誰かに腕を掴まれると、熊を打ち倒した時の余裕と威勢はどこへやら。あろうことか、視線は連中の手元に釘付けとなったまま、無言かつ固く蒼白な表情で後方に転び、その場に尻餅をついてしまい。他方、馬車の連中は当然、手加減をしてくれる気配もなく、中でも身軽そうな一人が抜いたサーベルを片手にこちらへ向かって駆けてきて)

『まとめて、お命頂戴致す！』




(/結構、危ういロルを回しました…！ この後は、もし、お望みでしたら息子様お一人で無双して頂いても構わないのですが、４対１だと常識的にはキツいと思いますので、どこかのタイミングでこちらの娘が戦意を取り戻して一緒に追手を撃退でも構いませんし、そういう切っ掛けがなければ、息子様が怪我をしたタイミングででも我に返らせて龍に変化させますね。そしたら、逃げるくらいは確実にできますので、臨機応変にやりたいと思っています！^^ /蹴りはご自由に)