例えるならば人 2018-10-17 20:56:04 |
通報 |
『こんな噂話を聞いたことはある?』
_それは、何処かの路地裏だとか、錆びれた扉だとか。普段なら意識しない、否、無意識の内に忌避しているものの向こう側に存在するのだという。昼夜を問わず空はどんより鈍色で、空気には中毒性のある麻薬成分が溶け込んでいるのだとか。嘘ばっかり、だって?そうかもしれない。けれど其れを証明するかのように存在する住人達のことは無視できない。彼らは皆一様に頭の可笑しい常識外れ。最早人でもないかもしれない。その理由はお察しの通り、其処を漂う空気に原因する。だが、そもそも其処に辿り着いてしまう時点で若干欠陥を抱えていたのだろうけれど。
ここ迄が噂話の一端、さてここからは現実のお話。これが只の都市伝説で終わるのならば良かったけれど、近頃現実世界に干渉するかのようにとある事件が多発しているらしい。事件といっても単純、行方不明や失踪なんだけれどもそれが数十人に及ぶのであれば警察も動かない訳にはいかないのだろう。これは一人の勇敢で無謀なる警官と、彼女を取り巻く住人達の終わらない狂宴の物語。
▽登場人物、もとい募集キャラクター
*擦れた天使 : 男性
背中から翼が生えた元人間。皮膚を突き破っている為グロテスクな様相。荒んだ言動のチンピラだが6区では珍しくまともな人材
*螺子外れの兎 : 女性
兎の被り物を被った何か。脳内お花畑、頓珍漢な言動のジャンキー
*色呆け鬼神 : 男性
額に角を持つ異形。何時から居たのか誰も知らぬ6区の古参。男も女も喰う年中発情期のバイ
*迷い込んだ警察官 : 女性
諸事情により迷い込んだ人間。正義感の強い生真面目でお堅い。さて、どう狂うのか
*餌を前に飛び付くのは駄犬だけ、まだ静粛に
トピック検索 |