須藤 理仁 2018-10-16 22:54:58 |
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( ここ最近様子が可笑しい、というよりは避けられているような気はしていて、けどその理由が何なのかは分からず。考えないようにしていたことをあっさりと口にしてしまえば、居たくないと返ってきた言葉。最悪な結末は避けていたのに自ら選んでしまった事に唇をグッと噛み締めつつ、続いた言葉なんて耳に入らず初めて相手の言葉を聞き逃し。何もかも手遅れなのに思考が追い付かなくて足を止めて走っていった方向を見つめるも、いつも隣にいるのが当たり前なその姿は当然ない。─ずっと一緒に居られればそれで良かったのに、何を間違えたんだろうか。これで終わりなんだろうか。同時にうっすらと瞼に浮かぶ滴を拭い去り思うのは、相手のこと。避けられていたのは事実だけど、本当にただ居たくないだけなのか。「…アイツが、自分の事だけ考えるはずないのに…何でちゃんと聞いてやれなかったんだろうな。」ただ居たくないだけなら、きっとこんな風にならなかったはず─このまま終わりだ、なんて選択初めからない。自然と足が向かう先は相手のところ、早まる気持ちを抑えるように駆け出していき )
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