常連さん 2018-09-28 12:15:47 |
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ジョン・マーストン(レッド・デッド・リデンプション)
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怪我?………あー、この顔の事を言っているんだったら、こいつは古傷だ。手当は必要ない。
(相手が箱から様々な物を手に取る様子を眺めながら何について言われたのか疑問に思い。昔とは違い、盗みも殺しも妻に咎められやっていないし、国から命令されてやった血腥い仕事も終わった。そのおかげで最近では法務執行官に追われて銃撃されることはない。唯一思い当たるといえば、今は亡き義兄によく揶揄れた右頬に残る獣の爪痕か。未だにくっきりと残って消えない跡を消したい時もあるが、ただの傷と呼ぶには自身に馴染み過ぎたソレを今更キレイに消し去りたいかと言われると、そうではない気もする。
ふと、そんなことを考えている間に訪れた沈黙に気づき、きまりの悪そうに声を発すると、不器用ながらも柔らかな声になるよう努めて返し)
……。
(銃弾が飛び交うことは無いが、家畜の世話や妻の小言、思春期の息子への接し方、居候の寄生虫の使い途などへの悩みが耐えず忙しない日々。こんな日常の良点を探すならば、この地に他人が足を踏み入れる事が滅多になく、これ以上悩みが増えないという事だろう。
しかしながら、今、新たな悩みが増えようとしている。
それに最初に気づいたのは、今まさに毛並みを整えてやっている最中である自身の馬だった。そこまで荒っぽい性格ではないこの馬が、『ほら見てみろ』と言わんばかりに一つ大きく鼻を鳴らして敷地の入口へと顔を向けたのだ。
一体どうしたんだと、その方向を見遣れば、そこには今まで見たことの無い姿が。
そのような相手に自然と警戒すれば、自身は沈黙を保ったまま不躾な視線を送り、あくまで相手の出方を待ち)
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