主 2018-09-19 20:42:19 |
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あ…鍵、ありがと。(壁にある上下に並んだ三つのスイッチの内の真ん中のスイッチを押してキッチンがある方の部屋の電気をつけて、更に部屋の奥に足を進め鞄を壁沿いの定位置に置き片手で乱暴にネクタイを緩めていれば、背後でドアの鍵が閉まる金属的な音を耳にしてそういえばうっかりしていたとはたと気がつき流石と言うべきかやはり気が利くんだなと内心呟きつつ上記の述べて。ネクタイを外しするりとスーツを脱げばハンガーにかければ一緒に暮らす以上彼の分も必要だな思い付きクローゼットのある部屋に行きクローゼットからハンガーを取り出しては自らの鞄の上に座る彼を見て意外な所で雑なんだなと思いつつ彼に歩み寄ってハンガーを手渡し「これ使って。荷物も好きな所に置けばいいし、ソファーだって座っていいからね」と口にして。不意に何かされて嫌なことや決めておくことはあるかと彼に聞かれて少し考えればふと同居するにあたっての問題が頭に浮かび「特にはないから、好きにしてくれ。…あ、でも…今までは一人だったから問題無かったけどな…」と視線を泳がせ少し不安気な色を含ませて「俺、料理が得意じゃないっていうか…」と言っては困ったように笑い)
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