主 2018-09-19 20:42:19 |
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嗚呼...もしかして同居してる恋人とかいました?(相手から警戒心を感じてはいたものの思いの外簡単に流されてくれる様子にこんなんじゃ誰かに喰われるのも時間の問題だなと無意識に己の基準で判断基品定めを済ました所で、逸らされたままだった視線が絡めば揶揄うような眼差しを漂わせ。時間の問題は無いと聞いてはいたが直ぐに訪ねるとなると誰だって驚くだろうと彼の反応に対して然程表情は変わらず、ふと彼の驚き方に対して良いタイミングだと思えば無関心を装いながらも探りを入れて。「纈、おはよー」そんな最中同僚の一人である同年代の男性が背後から覗き込むよう視線とともに声を投げ掛け、その口元に浮かぶ下品な笑みにチッと軽く舌打ち一つ零し「そろそろ時間か、仕事終わったら電話よろしく...佐久間さん」と素早い手つきで己の名刺を取り出しては彼の胸元にあるポケットへと滑らせ、簡単に話しただけではあったが彼ならば期待出来るだろうと確信しては別れの挨拶代わりに名前を口にして。)
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