とくめい 2018-09-19 07:40:01 |
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( 中学生までは学校から帰ればテーブルの上にお金が置いてあった。けれど高校生になりバイトを始めるとそれもなくなり朝から晩まで食事も何もかもを自分の稼いだお金で遣り繰りするようになった、それが寂しいと思う気持ちはもうその頃には無くなっていたが思わぬ温もりに触れると無意識に思い出させられるというもので。相手が部屋を出ていってからたっぷりの時間を置いて立ち上がると何だかんだで張り詰めていた緊張が途切れたのか嫌でも空腹を訴えている体に気が付き、これは仕方が無い。一歩、また一歩と扉に近付き伸ばした片手で徐にノブを捻っては続く部屋へと姿を現し「__飯何処、」無愛想な吐き捨てと共にちらりと視線向けて )
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