くらくらげ 2018-09-17 19:36:49 ID:ccd5a0773 |
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よっし。ラストスパート!
思い付きで書き始めたけど意外とかけるものだなー
いきなりセリフからいくぜぇー
「まず、あの金魚鉢の意味なのですがあれは妖怪の妖力、わかりやすいように説明すると、
人間でいうカロリー、エネルギーみたいなものですね。
それを封じ込めるためのものだったんです。
そして、「決して出さないように」といった理由は、妖力が出てしまうと
新しい妖怪ができてしまう可能性があるんです。
そうなると、なかなかに大変なことになるので「出さないように」と言ったんです。
あと、あのお堂の中でした作業なのですが、あれは妖力をもとの妖怪に返したのです。
あ、言っておきますが人魚ってそう簡単には死なないんですよ。
やはりそこは人ならざる者の力というか。
まあそういうわけで元の人魚に返したんです。」
かなり説明が下手だったが、理解できなかったことはないのでとりあえず
「ありがとうございます」とは言っておいた。
ただ一つ疑問が残っている。そのせいかもやっとした顔をしていたみたいで
そのお坊さんに
「なにか聞きたいことはありますか。」
と聞かれてしまった。
なので、遠慮なく聞くことにした。
「えーっと、おばあちゃん最後に作業が終わってないのに、うろこが生えてなかったんだけど、
あれは何でなの。」
「それはですね。えーっと、なんだったけなぁ。」
お坊さんはそう呟きながら手元の紙を見ている。
「あの、もしかしてさっきまでそれ見ながら話してたんですか。」
「そうですよ。前このお寺にいた僧の方は亡くなってしまったので、僕が代わりに説明したんです。
ただ普通の方にはわかりにくい部分があると思うので僕なりに崩しながら読みましたが。」
私は思った。「お坊さん。それは崩さんほうがいいやつだった。」
「あ、でさっきの質問ですよね。あれは毎日鱗を入れることにより
一日だけ妖力を抑えていたんです。
いやー前の僧の方はすごかったですよ、いろいろな妖怪退治って言う
僧の専門外の事やってましたし。」
「す、すごいですね」
「でしょう。」
私は録音の機能をオフにしてからおばあちゃんに音声データを送った。
「ありがとうございました。」
私は頭を下げるとお寺から出て行った。
それから1か月後おばあちゃんは退院し、すぐさまお礼を言いに行ったらしい。
平和に解決してよかった。と私は思った。
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