臆病店主の喫茶店で小さな恋の始まりを。3L、途中参加歓迎

>>咲縁

どっかの国の言葉で光って意味らしいんだが、忘れちまったわ。っ……、力強ぇのな、咲縁。なんつうか、清らかっつーか透明っつーか……良い名前だな、お前も。無性に呼びたくなるわ、咲縁
（名前を褒められるのには慣れておらず、顔を逸らしながらはにかんだように微笑んで。握り返された手にかかる握力は想像していたものを遥かに上回っていて、目を瞠って驚いた素振りを見せて。彼女の名前を聞けば、流麗な響きでつい無駄に呼んでみたくなってしまい、反芻するように名を呼んで）


>>柳さん

ったく……柳さんったらツンデレなんだから。でもこれ贈り物だろ？しかも拭くモンじゃねえし。お気持ちだけで充分あったけえよ、ありがとな
（悪態を吐きながらも此方を気遣ってマフラーを差し出してくれた彼に、やれやれと言った風にかぶりを振りながらも表情には嬉しさが滲んでいて。しかしどうみても彼の趣味ではない柄のマフラーを差し出されれば、さすがにそれを濡らすのはまずいと白衣の懐から自分のハンカチを取り出しつつ、厚意だけは丁寧に受け取って）