[ GL ] - 枯れない愛の手折り方 - [ 鬱 ]

「 ねーえ、あの子探してるんだけど見かけなかったぁ？ 」
「 奇跡を叶えてくれるのが神様なら、ぼくの神様は磔にされた人形なんかじゃない＿＿ただ一人、あの美しい怪物こそが神様なのさ 」
名前:エリーゼ・ハインリヒ
年齢:18歳(実年齢30代前後)

性格: ほわほわと捉えどころのない不思議な雰囲気が特徴的な女性。自由気ままで奔放、それでいて何処か冷めた様に斜に構えた様がうら若い少女の容姿とは少しばかり乖離している。元より達観したような目線で他者を捉える様な食えない性格ではあったものの、とある一件以来周囲に対し距離を取る様な身振りが顕著になっており、どんな相手であってもあくまで第三者の視点で弄べる時のみちょっかいを出す様な立ち位置を確保している。気だるげで覇気を感じさせない態度はやや悪印象だが、そのわりにある一部の人物に対しては献身を注いだり、わざわざ揶揄いに向かっていったりと何処か天邪鬼な気質も感じさせる。

容姿: 身長は167cmと女性にしてはやや高め、程よく女性らしさを備えたすらりとした体型。透き通るような淡いブルーグレーの髪は毛先に掛けて緩やかなウェーブを描いており、斜めに分けた前髪は肩に軽くつく程度のワンレンスタイルに整えられている。片側のみきっちりと耳に掛けた髪はそのまま後頭部に三つ編みをあしらったお団子に纏められているが、雑な性格故か髪質故かぴょんぴょんと遊び毛が飛び出ており、髪を纏める深青のリボンが項で揺れる。それらを解くと実際の髪の長さは腰程になる模様。薄氷の様な天色の瞳はやや垂れ目がちで色素の薄い睫毛に彩られており、いつも気だるげに伏せられている。生気を感じない真っ白な肌に色の薄い唇、化粧っ気のない顔立ちがより神秘的な雰囲気を醸している。
制服の着こなしはやや雑な方で、セーラーカラーのシャツは袖のボタンが留められておらずゆったりとした印象。その上からジャンパースカートを身に付けるが身長のせいか膝が少し見えてしまっている。胸元のタイは聊か曲がっていることが多く、むしろきちんとリボン結びになっていることの方が稀。スカートから覗く足は黒のハイソックスを纏うものの大抵ばらばらの高さにずり落ちており、外履きには楽だという理由で柔らかい皮のパブーシュを採用。またボレロも滅多に着用しておらず、肌寒い時にはチェック柄のブランケットを纏っている様子。
私服に関しては頓着しない性格が表れてかシャツワンピースというべきか、単に大きなシャツと言うべきか悩ましいサイズ感のシャツスタイルにスキニージーンズといった格好が大半であり、プライベートでは基本髪は下ろしている。

備考: 一人称「ぼく」二人称「あんた、(名前)君」。
一度人間として死に、吸血鬼の眷属となることで蘇った元人間。そのため蘇った際に名前を変えており生前の名は「エリザベッタ・ノヴァーリス」。
何処か浮世離れしたような淡い色素の容姿からか人目を引く機会が多く、そういった自身を取り巻く環境に晒された結果酷く無気力な気質に落ち着いてしまった。来るもの拒まず去る者追わず、試しにと告白してきた顔を知らない相手にYESと返答し退屈しのぎにはなるだろうと考えていた矢先、親しくしていたはずの顔なじみの少女からの暴挙に命を落とすこととなる。彼女が埋めたのか、それとも誰かが彼女の犯罪を隠ぺいすべく埋葬を取り仕切ったのか、何にせよ土の中に埋められ一時は大地に還るだけの存在となってしまう。しかし血肉が消えゆく前にとある吸血鬼に掘り起こされ、死体に残っていた血を吸われたことで眷属として新たな生を得る。
それ以来自分を蘇らせてくれた吸血鬼に付き従う様になり、学院への滞在も彼女が求めるならと便乗しただけといった様子。


遅くなりましたが此方主のプロフィールでございます。キャラクター制作の際のご参考になれば幸いです。