～ ストーリー ～
とある王国のとあるお城でのお話。
とってもお金持ちで民を大事にする王様なのに、民からはあまり好ましく思われない哀れな王様が居ました。
それは彼が生まれて間もなく、民から愛されていた王と王妃。そう、彼の父と母が賊に襲われお亡くなりになられたのです。
以来、何処で流れた噂か…王様は呪われた悪魔の子だ、と忌み嫌われる様になったのです。
しかし王様も20というお歳になられました。仕える大臣に妻を、と提案されました。
王様もお年頃…女性に興味が無い訳がありません。しかし、誰も妃になろうと名乗り出る女性等居りませんでした。
王様は孤独でした。城に仕える者に、味方等居るとも思えぬ張り詰めた生活。王様はただ、愛を欲していたのです。
すると、一人の女性が名乗りを挙げました。是非、自分を妃に…と。
喜んだ王様はすぐに妃にめとる事を決めてしまいました。そしてやってきたのは、とても長身だが人間離れした程に美しい女性でした。
しかし、その妃…人間ではあらず。そして、王様と同じ男だったのです…。
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