「合鍵、無くさないでよ？」

ただいまー、(ゲストルームに真っ直ぐ向かい「いない、か」不在であることを確認すると其のまま部屋に入り)…微かに愛野の香りがする(ベッドに転がると重い瞼を閉じ)

こんばんはー。なかなか会えないわね。今日も頑張ってるかな？（部屋のベランダから外の景色を静かに眺めながら呟いて）

.
.金木犀の香り..もう秋なのね。（蝶ががヒラリと目の前を舞えばふわりと金木犀の香りがして）..

これぐらいの時間なら顔出し来れるんだけど..（んーと時計を眺めながら夜天くん来ないか待ってみて）

ふぅ、..また涼しくなってきたね。（リビングのベランダに出てゆっくりと夜風に当たりながら目をそっと瞑ってみて）

夜天くーん。勝手にあげたら怒られそうだから下げで我慢します。←

夜天くん元気かしら？..また会えたら話したいな..

ただいま(静かに玄関を入り、愛野の使っているゲストルームのドアノブに風邪薬とミネラルウォーターの入ったレジ袋をかけて「早く治しなよ」とメモを添えると自分の部屋に行き)

..夜天くん！..ありがとう。（一度ゲストルームを出てはドアノブの袋に気づき中身を確認しては伝わるかわからないけどお部屋のほうにお礼を言って）..

少し楽にはなったの。学校休んでるけど.. みんな元気かしらね？最近星野くんも見ないし..夜天くんも身体には気をつけてね？（リビングに置き手紙置いてゲストルームに戻って）

こんばんは！ちょっと期待してた、夜天くんからのメッセージもなかった笑..（リビングに顔を出してはどこか寂しげにしながら思わずくすり笑ってしまい..

夜天くんへ、ほんとは会ったときにちゃんと伝えたかったんだけど..ずっとずっと大好きでした。ううん。今も変わらず大好きです。気がついたときによく気を利かしてくれてるさりげない優しいとこも知ってます。ちょっとツンデレなとこも。夜天くんはそのままの夜天くんでいてください。お返事は..気長に待ってます。（リビングのテーブルに手紙をそっと置いてゲストルームへと足を運んで）..

ん？なにこれ(仕事を終えて帰ってくるとリビングの置き手紙に気付き「ふーん」素っ気なく呟くと返事を書き始め)
『愛野へ　君が好きなのは甘いスイーツでしょ。冷蔵庫にエクレア入れたから風邪が完治したら食べなよ　夜天光』

さて、と(シャワーしてから今日のスケジュールを確認すると、ご飯に味噌汁に納豆に糠漬けと和食の朝食をテーブルに用意して『ちゃんと食べないとダメだよ』とメモを添え)
じゃ、今日も行ってきます

メール…してみようかな(仕事の合間にスマホを取り出すと『あまり無理しないようにね』と短いメールを愛野宛に送り)

あ、夜天くんからメール来てた。ん..たしかに甘いの好きなんだけど..やっぱ文字だけじゃ伝わらなかったか。.. （文面を見ては落胆したように肩を落として苦笑いし）

ありがとう。無理しません。（顔文字と短い文で返事を返して）

もう少しだけ、起きてよ..（ブランケット肩にかけてリビングのソファーに座って）

昨日はそのまま寝てしまったみたい.. 今日はちゃんとベッドで寝よう。おやすみなさい。（ゲストルームに戻って電気を消してはベッドに横になってそっと目をつぶって）..

眠れないなぁ..夜天くん、会いたい..

ひさびさに顔出し..