《 性悪執事 と 傲慢主人 》 ／ 〆

女心など面倒なだけだろう。知り合いの女にな、此方が良かれと誕生日に高価な酒を贈ってやったら『酒なんかよりも、同価のバッグをくれ』と言った奴がいた。あれは到底信じ難い言動だった…私はお前みたいに誰でも受け入れるほど余裕が無いんだよ。( 眉間に皺寄せて ) やめろ、その明るい顔をされると怒りが沸き上がってくる…。( 掌で顔を押し返し )

何が感心だ。お前の言動があんまりに可笑しいものだから事実を言ってやったまで。( 目逸らし ／ ふん ) ほう？私としてはお前がどの影で努力しているのやら皆目見当も付かんがな。そもそも努力など、お前には一番似合わない言葉じゃないか。( 首横に振り ) っ、確かにな、その言い分にも一理あるかもしれんが…。せめてその交流は私の言い付けが無い時にしろ。買い物を頼んだのに何時間も帰ってこないのでは私が困るではないか。( 近づく顔に思わず後ずさり ／ 肩掴んで )