主 2018-08-09 18:49:12 |
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>綾瀬
そこそこ。
( 口にあったかと聞かれればそう短く返す。初めて飲んだけれど嫌いってわけじゃなかった。つまりそこそこ好き。だからそこそこ。陽の温度もちょうど良く体勢を崩してリラックスし始め、お気に入りなのかという質問には小さく間を空けて考えた。別に気に入っているわけじゃないけれど、昼寝場所としてちょうどいいから使用しているだけだ。でも気温や気候に寝やすさも左右されるから毎日使えるってわけでもないし。「…それもそこそこ」なんて曖昧に返す。今日は寝やすい天気だ。 )
綾瀬は?ご機嫌だったけど。
( ここに来た時の彼女の様子を思い出し、小さく笑う。ご機嫌だったからには好みの場所だったんだろうと踏んで視線をやって。 )
>茜クン
あは、効果ない?
( わざとらしいふくれっ面も彼には効果が出なかったらしい。でもこれくらいしか繋ぎ止める手段を知らなくて、それを実感する度になんだか悲しくなる。茜クンが彼女作ったら俺どーしよっかなあなんてふと考え、今は作らないって言ってる茜クンを信じるしかないかとため息を吐いた。 )
帰ろ。俺アイス食べたい。
( 首に回していた腕を解いてそうリクエスト。こんな時はアイスを食べて元気を出すしかない。軽く上目遣いでオネダリしてみて、またわざとらしくあざとい仕草を。 )
>桜庭
( ひとつ大きな咳払いをした。ダメだ、ペースに乗せられている気がする。気持ちを立て直すように、先ほどの笑いを無かったことにするかのように顔を引き締めるとシャツの襟口で汗を拭った。笑ってしまったなんていう恥ずかしさからか振り返って彼女に向けた仏頂面も少しだけ赤みを帯びていて、数秒目を合わせればふいと視線を逸らした。なんだか決まらない。バカか俺。 )
…。フラつかねえ努力くらいしねえと留年すんぞ。
( 振り向いたはいいものの何を言えばいいのか分からなくて、とりあえずそういつも通りの言葉を投げかける。コイツの成績もクラスも何も知らないただのうぜえ奴だけれど、会話の内容から何となくああコイツバカなんだなってことが分かる。たとえ頭が良かろうと多分バカだ。知識とは別のところで頭がバカ。練習に戻らなくばとそれだけ言い残してふいと体を反転させ、抱えていたボールを他の部員へパスし、繰り広げられていたゲームに参加の意を示し。 )
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