俺だって得意な訳じゃねえよ、寧ろ苦手だ。…だが、あんたには自然と甘えられる。いち兄に対してさえ甘え下手なのに変だよな。( 密着し距離が近いことで相手の香りが鼻腔を擽ると安堵感に表情を緩め、合わせたばかりの視線を落とし瞼も下ろせば、相変わらず相手に身を委ねたまま静かな声調で述べ。)