万事屋代理、 2018-07-28 00:18:46 |
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《 坂田銀時 》
>夕
──お〜い、銀さんが帰ったぞォ〜。
(昨夜までの星空は何処へやら、空を覆う雲は灰色掛かって雨でも降らす勢いで。そんな中酒の匂いを放った友人と共に居酒屋から出て、サングラスの奥の両眼を細めダンボールという名の自宅に戻る友人と別れれば、ふらりふらりと覚束ない足取りで家路へ向かう頃にはとうに太陽は昇っており、いつも通りスナックお登勢の看板を横切り躓きながら階段を登って勢いよく引き戸を開ける。出迎えがないのもいつもの事で、寝不足のせいか痰が絡む喉で上記を述べるも当然返事は返って来ず、玄関に乱暴にブーツを脱ぎ捨てれば二日酔いでズキズキと痛む頭を押さえつつ居間へ足を踏み入れ「ンだよ、出迎えもなしですかァ?皆の大好きな銀さんが帰ったつってんだろーが」しんと静まり返った部屋に自身の声が響き渡るだけで、こんな早朝に同居人の少女が起きてくる筈もなく、拗ねているのか顰めっ面のまま洗面所へと歩みを進めて。水道の蛇口を捻りバシャバシャと顔を洗ってみるも靄が掛かった様な気分は一向に晴れず、やっと出勤して来た眼鏡を掛けた青年に"また朝まで飲んだんですか?"なんて呆れた口調で声を掛けられたのを軽くあしらい、洗濯のし過ぎでごわごわとしたタオルで顔を拭いていると、インターホンの呼び出し音が鳴り、玄関へ急ぐ青年と入れ違いでリビングのソファーへ重い腰を下ろし。)
《 一色すみれ 》
>土方君
…あら?私、不動産屋さんに行こうと…。
(奇跡的に治った、完治とまでは行かないが、一時絶望的だった状態からは考えられない程の回復を見せ、仕事も家も手離して田舎にある患者の親の別荘に住み込みで治療した甲斐があった。以前より笑顔が増えた患者の少女と別れタクシーに乗り込むと、見送りに来た両親は見えなくなるまで深々と頭を下げており、"先生ありがとう!"と満面の笑みを見せた少女に窓越しから優しく微笑み掛ければ車は出発して、流れ行く入道雲や田舎道をぼうっと眺めている内に眠りに落ちてしまい、次に目を覚ましたのは車が江戸の街に到着してから。料金分ぴったりのお札を置いてタクシーを降りると、目の前にある筈の以前住んでいたアパートは跡形も無く、代わりに小さめのスーパーに建て替わっているのに何度か瞬きを繰り返しては、次に歌舞伎に帰って来る時はまた同じ部屋に、なんて無計画な計画がガラガラと音を立てて崩れ落ち、仕方がないので不動産屋へ向かおうと歩みを進めるも、方向音痴の自身が目的地に辿り着く筈もなく気付けば屯所の前に立ち尽くしており、合わせる顔など筈もなく引き返そうとすると、丁度見張りをしていた顔見知りの隊員に気付かれてしまい、結局中へ通されては屯所内の廊下に重い足を踏み入れ、早いところ退散しようと前を歩く隊員の男性の隙を伺って。)
(/ 返信が遅れてしまい申し訳御座いません。これからも頻度がバラつくことがあると思いますが、大幅に遅れる時は報告する様に心掛けます故、大目に見て頂ければと思います。
文章のムラや誤字について承知致しました。あまりお気になさらないで下さいね。当方もムラや誤字は多い方ですし、気を張り過ぎず楽しく進めて行きましょう。
又、絡み文の方を投下させて頂きましたが、初回という事もあり長々としてしまいました。無駄に長ったらしい上に駄文で申し訳ない…。不備や不明な点、絡み辛い等が有りましたら直しますので仰って下さいませ。 )
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