（　　こじんようりすと。　 ）

　
　
　
お久しぶりにございます！ははあ、日々追われていれば気づくともう夏ではございませんかーー！（　びしり固まり　）太鼓鐘様は如何お過ごしでしょうか？遅くなり大変申し訳ございませぬ（　伏せの体勢で泣き真似し／およよ　）あちらの本丸が建ってからもう一年が経ったのですねえ。最近は出入りも少なく昨年と比べ何処か風通し良いような気が致しますよう。良い事かと言われてしまえば少々寂しい気持ちの方が勝りますが（　たはは　）しかしそれでもこうして太鼓鐘様のお姿を再びこの目にすることが出来て何よりも幸せにございますーー！（　ぐんと前足に力込めお座りの体勢に　）此度で梅の花弁が二枚目となったのですね。またひとひら、ふたひらとこの首飾りが彩られてゆく様をこんのすけ、とても楽しみにしております……！（　尻尾ぴこん　）──それと燭台切様への伝言、しかと承りました。…ややっ！これはまた良いものを！…お主も悪よのう、と言うやつですねえ！──はぐー！近頃前に出ることもありませんでしたゆえ、久々の稲荷寿司に御座いますよう！（　くふくふと悪どい笑み混じりに眼前に置かれた稲荷寿司平らげ←　）

………！（　耳ぴこん　）ややっ、なんとなんと、他の地域では厚揚げは入って無いのですか……！（　ショックあらわに尻尾をぴこーんと立て／背景黒い稲妻ぴしゃり　）気遣い嬉しゅうございますよう！こんのすけ、何を隠そうおでんに入っている厚揚げが何よりも好きでしてねえ（　尻尾ゆらゆら　）もちろん甘く炊いた揚げもたまらないのですが…！──はて、梅干し、でしょうか？実はあまり得意ではありませぬ。この時期に良いとはよく耳にするのですが…！（　しおしお　）

なんと！さすが太鼓鐘様にございます…！あっ、いえ！別に厨に入ったからと言って盗み食いをする訳ではありませぬよう。そう、そうです。たまに燭台切様が内緒だと揚げを下さるくらいで…（　冷や汗たらり←　）──太鼓鐘様はお上手ですねえ。審神者様とは大違いですよう。（　ブラッシングにより冬毛が取り除かれると身体に纏わり付く蒸し暑さ軽減され、心地良さそうにくあ、と一度きり欠伸して　）いやはや、かなりの量でしょう。以前鳴狐様が我々の毛を集めた毛玉を作りましてねえ、さすがの量に皆震え上がったのです（　たはは　）

っは！聞いてくださいませ、太鼓鐘様…！つ、ついに！ついに！燭台切様の本丸にも小豆長光様がいらっしゃったのです……！長い戦いでした、本当に…。その時の謙信様の顔と言ったら……（　感極まり／ずびっ　）しかし今日に至るまで未だに戦力拡充は開催される気配がありませんねえ。こんのすけの押しが足りないのでしょうか（　ぐぬ　）───！（　祝福の声と共に中に身体が浮けばそのまま宙でくるりと一回転。相手の手の内に戻るかのように重力に任せ降下し　）まさに胴上げ、でございますねえ！こんのすけ、いつもは眺めるのみでしたゆえ、このような景色だとは！！なんとも心躍る経験にございます…！（　興奮冷めやらぬ様子で　）

いえいえ、こちらこそ遅くなってしまいましたし適度に削っていただいて構いません。また太鼓鐘様がいらして下さるその日をお待ちしておりますよう！（　尻尾ゆらゆらと手を振るように振り　）