魔法使い 2018-07-08 20:11:25 |
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お前は…時々自分をないがしろにすることを言うな。いや、出会って最初に執事として自分を売り込んだ時にもそう感じた。…もう少し自分を大切にすればどうだ
(自分と出会って考え方が変わったと言われるのは嬉しいことだが、それにしてもリーシェは自分のことを省みない。常に自暴自棄ではないが、自殺願望がちらつく。今はもうそんなことを思っていないのならばそれでいいのだが、相手が相手を大切にしていない事実になぜか無性に腹がたち、少しきつい口調でそういい放つ)
は?待て、私の部屋はあれでいい。確かに埃っぽいし本にまみれているが寝ることはできる。自室なんてあれが普通じゃ……いや、分かった。お前の気のすむようにしろ
(会話の流れで自分の部屋の話題が出て眉をひそめる。ディラとしてはあの惨状は問題なしと判断されているようで掃除などいらないと首をふる。だがこの綺麗になった食堂をみるとこの部屋だけはリーシェがいることを証明するように輝いていて、居心地がいい。自分の部屋もこの食堂のようになれば、また違った感想を自室に対して抱くかもしれない。それに今断ったとしてもいつかは押しきられて掃除をし始めるように思う。ディラはため息をはくと自室の掃除を許可したのだった)
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