魔法使い 2018-07-08 20:11:25 |
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……ん…
(どれくらい眠ったかは分からないが、ディラは眠りから覚めて目を開けた。ゆっくりと体を起こす。まだ痛む箇所はあるが、それでもいつもより随分と体が軽い。リーシェに付けたベルの音を探り、相手が台所にいることを知る。時計を見ればどうやら昼時のようだ。ベッドから立ち上がると自分の服を払うような仕草をする。すると服はみるみる元に戻っていき、傷一つない状態となった。扉に手をかざしクルリと回すと、部屋の扉が光り食堂の扉と空間を超えて繋がるのを確認した。そして最短歩数で食堂へと入る。が、目の前に広がっていたのは全く知らない光景だった。隅々まで掃除された食堂、いつも薄暗く埃っぽい場所だったのに食事をするのに相応しくすんだ空気を放ってる。戸惑いながら台所へと足を向け、相手を探そうとするが台所の前で足が止まった)
……この匂い……何を作ってるんだ?
(台所から溢れ出してくるのは様々な食材と調味料とが溶け合う匂い。台所が動いていること自体久しぶりなのに、さらにそこから料理の匂いが漂ってくるなんて、遠い記憶の片隅にしか覚えがなかった。台所へと足を踏み入れるとそこには綺麗な台所があり、本来はこんな姿だったのかと唖然とする。調理中の相手に声をかけつつ、ミネストローネの匂いが鼻をくすぐり、自然と顔には笑みが浮かんで)
(/おはようございます。ごめんなさい朝に時間取れずに返信ゆっくりになってしまいました;本日もよろしくお願いします!)
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