魔法使い 2018-07-08 20:11:25 |
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ん?わかった。じゃあ俺が逃げてきた話な。とりあえず俺の前職は執事。この近く…かな?でっかい街にある豪邸のご主人様に仕えてたんだ。俺は割と小さい頃から色々躾られてきたから腕をかわれて結構いい金額で仕えてたんだけど、何日か前に『屋敷の宝石が盗まれた』らしくなぜかその罪が俺に向いた。んで拷問されかけたところを見張りのやつをぶん殴って逃げてきたんだ。
(相手の仕草で現れたソファーに何度目かわからない驚きを示すと自分の話を促される。それに頷くと近くの壁に寄りかかって腕を組み、自分がここまで逃げてきた経緯を話す。話す度に思い出も蘇るが、同時に辛かったこと嬉しかったことなども思い出し、そういえば最後の給料貰ってないと思い出す。また、だんだんと話していくうちにイライラが募ってきて最後には舌打ちをする。)
絶対冤罪かけたの同僚なんだよ。あいつ何かと俺のこと目の敵にしやがって…
(はぁー…とわざとらしく深いため息を零すとがりがりと再び頭を掻く。捕えられ3日か4日薄暗い牢屋の中に捕えられていたため自分が不衛生で仕方がない。雨の中を走ったからか少しはさっぱりしたような気分になってはいたものの、少しずつ体が冷えてきて無意識に腕をさすり)
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