スティーブに頼まれて、か。ナターシャ、ナターシャ君の名前は忘れない。 (いつまで持つか分からない蝋燭の灯火の如く儚い記憶に彼女の名前をしっかりと刻み。「最後までとことん、か。此処を出たところで俺には他に行き場所はない… 俺と居る事が危険ならナターシャは今すぐ此処を去るべきだ」彼女が此処へ来た訳を理解すれば尚の事巻き込むべきでない、立ち上がりドアノブに手を掛け帰れの無言の圧力をかけ)