プロキオン(主) 2018-07-01 10:35:12 ID:3171c5af3 |
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【 用語設定〔魔力 編〕】
『魔力(マナ)』
あらゆる空間に満ちる不可視のエネルギー粒子。
特定の箇所に集中すると結合して様々な現象を引き起こす。
『星素(エーテル)』
魔導師や星霊の体内で生成される魔力。
魔導師、星霊には“属性”と呼称される性質が1種類だけ備わり、体外へ放出された星素は属性毎に色が異なる。
それぞれ有利な属性、不利な属性があるが、絶対的なものではなく、威力が高ければ不利な属性でも打ち負かす事が可能。
〈火(ひ)属性〉
火の性質をもつ属性。
放出される星素の色は“半透明の赤色”。
有利属性は“風”、不利属性は“水”。
〈水(みず)属性〉
水の性質をもつ属性。
放出される星素の色は“半透明の水色”。
有利属性は“火”、不利属性は“土”。
〈土(つち)属性〉
土の性質をもつ属性。
放出される星素の色は“半透明の橙色”。
有利属性は“水”、不利属性は“風”。
〈風(かぜ)属性〉
風の性質をもつ属性。
放出される星素の色は“半透明の緑色”。
有利属性は“土”、不利属性は“火”。
〈光(ひかり)属性〉
光の性質をもつ属性。
放出される星素の色は“半透明の淡黄色”。
唯一、治癒関連の呪文を有する。
有利属性、不利属性は共に無し。
〈闇(やみ)属性〉
闇の性質をもつ属性。
放出される星素の色は“半透明の紫色”。
有利属性、不利属性は共に無し。
『魔導書(グリモア)』
魔力の結合による現象の一つ。
書物のような形を持って現れ、サイズは様々。
適合者と呼ばれる相性の良い者が存在する場合、その位置を示す矢印が表紙に浮かび、対象との距離が近づくにつれて強く発光する。
適合者としての才覚が芽生えるのは15歳前後とされ、魔導書の出現から遅れて適合者の存在が確認される事も多い。
接触した適合者に、星素を体内で生成して蓄積する力と、体内の星素を用いる術“呪文”を与えた後、役目を終えたかのように霧散する。
適合できる魔導書は1人につき1冊のみ。
『魔導師(メイジ)』
魔導書の適合者として、呪文を獲得した者。
体内で星素を生成し、蓄積する力を持つ。
星素の生成は時間経過で行われ、栄養を摂ると速度が向上する。
星素生成の速度、蓄積量の上限は、個人差がある。
『呪文(スペル)』
魔導師や星霊が有する能力。
自身の言葉などを介して体内の星素を操作し、発動する。
呪文ごとに定まった言葉を口にする行為を“詠唱”と呼び、呪文を使用する為に体内の星素の状態を最適化する役割を持つ為、詠唱を途中で阻まれた場合は呪文を発揮できない。
詠唱を中断した場合も、星素の最適化は途中まで済んでいる為、最適化の有効時間内であれば、続きから詠唱するなど簡略化も可能。
より強力であったり、効果時間の長い呪文であるほど、星素の最適化に時間が掛かったり、大量の星素を必要とする。
発動時の形態や、詠唱の方式によって分類される。
《呪文の効果時間》
呪文は星素によって成される術である。
それらは込められた星素を消費しながら効果を発揮する為、内包する星素が枯渇した時に呪文は効力を失う。
呪文によっては、星素の供給により持続時間を延長出来る。
《呪文の系統》
呪文の発動過程により、二種類に分類される。
〈現象(げんしょう)系〉
星素の持つ属性を解放し、現象を引き起こすもの。
火属性なら火炎、風属性なら竜巻を起こすなど。
属性の相性に威力を左右されやすいが、強力なものが多く、属性を活かした使い方が可能。
ただし、使用環境に作用される場合があるので注意が必要(火属性の炎は、水中や無酸素状態では威力が激減、もしくは使用そのものを阻まれる)。
〈創造(そうぞう)系〉
星素を物質化させ、特定の物を形成させるもの。
形成物は様々で星素の属性色が引き継がれる。
属性特有の特徴を持たず、属性の相性などの影響を殆ど受けない(火属性だから高温という訳でもなく、水中でも威力が軽減されない)。
何らかの特殊な効果を有するタイプも確認されている。
《呪文の詠唱方式》
呪文はそれぞれ詠唱の方式が異なり、四種類に分類される。
〈速攻呪文(クイック・スペル)〉
言霊の詠唱を必要としない呪文。
後述の“通常呪文”や“高等呪文”の詠唱中も使用可能。
詠唱が必要ない分だけ発動までのタイムラグが少ない。
しかし、強力な呪文であれば発動までに少しの時間を要する。
詠唱による魔力の最適化の過程を省略している為、同等の威力の通常または高等呪文に比べて余分な星素を消費しやすい。
〈通常呪文(ノーマル・スペル)〉
言霊の詠唱を必要とする呪文。
〈高等呪文(アドバンスド・スペル)〉
通常呪文の中でも、特に強力なものを指す呪文。
通常呪文との明確な区分の基準は存在していない。
通常呪文を上回る星素量や、詠唱文を要求される。
〈星霊呪文(アストラル・スペル)〉
星霊の用いる呪文の総称。
呪文名称は魔導図書館によって設定される。
その全てが詠唱を必要としない。
しかし、強力な呪文であれば発動までに少しの時間を要する。
《魔導師共通の呪文》
魔導師の保有呪文の中には、共通の呪文が存在する事がある。
下記の3種類が確認され、その一部あるいは全てを所有する。
〈現象系 速攻呪文 “強化(ブースト)”〉
星素を身体に浸透させ、筋力を強化させる。
強化の程度、効果時間は消費星素量による。
〈創造系 速攻呪文 “鎧(アーマー)”〉
物質化した星素を身に纏う。
硬度は鋼鉄ほどで、使用星素量に応じて上下する。
必要箇所を覆えば、空中や水中での活動も可能。
〈創造系 速攻呪文 “空板(スカイボード)”〉
星素を板状に物質化させる。
鋼並みに硬質で盾や足場として使えるもの、軟質で衝撃吸収効果により着地の補助などとして使用できるもの、軟質で触れたものを跳ね飛ばす効果により加速や飛行を可能にするものの3種類を使い分け可能。
衝撃吸収と、撥ね飛ばし効果を持つものは効果発揮後、急激に内包する星素を消耗して、数秒で霧散する。
『星眼(せいがん)』
ごく一部の魔導師だけが後天的に得る才能。
獲得と同時に、星素の生成能力と保有量が飛躍的に向上する。
特殊能力として、約1時間の間、身体および治癒能力と、星素生成能力を大幅に向上させる能力を得るが、能力の中断は不可能であり、また効果が切れてから半日の間は使用できない。
上記の能力使用中は、両瞳が保有属性の色に変化、淡く発光する。
『星霊(アストラル)』
具現化した魔力の一種で、様々な外観を持つ生命体。
実在、または伝承上の生物に似通った外観の個体が多い。
全てが人類や、他の生物に対して敵対的。
星素を生成および蓄積し、星霊呪文を用いる。
身体組織の全てがケイ素(シリコン)のような物質で構成され、頑丈性と身軽さ、優れた再生治癒力を併せ持つ。
生命活動や思考を司る球状の結晶“生命球(ライフ・スフィア)”の破壊でのみ撃破可能で、絶命後は数秒内に身体が崩壊を起こして霧散する。
優れた星素生成、蓄積、最適化の能力を有する個体が多い反面として、扱える呪文の数は少ない場合が殆どで、多くても3種類。
驚異度を示す種別と、外観などを参考にした個体名称で分類され、星霊の種別は驚異度の高いものから第Ⅲ種(カテゴリー・スリー)~第Ⅰ種(カテゴリー・ワン)となっている。
『星霊核(アストラル・コア)』
極めて強力とされる第Ⅲ種星霊の体内に存在する物質。
大量の星素を生成および蓄積し、保有星霊の星素量を向上させる。
前述の星霊が絶命して霧散しても、これだけは残る。
酷い損傷を受けてしまった場合、効力を失ってしまう。
星霊核の星素は、持ち主である星霊にしか扱えないように強固な術式が施されているが、西暦2024年に日本国内の魔導図書館に所属する研究魔導師達により術式の解析と解除に成功して以来、技術発展に利用されている。
『星素炉(エーテル・リアクター)』
星素を生成および貯蔵する動力炉。
術式の解析および解除済みの星霊核を素材とする。
機動図書艦やエクスギアの動力源として用いられる。
星霊核を分割して、星素能力を抑えた星素炉を複数製造する場合もある。
星素炉の術式は解除よりも付与する事の方が難しく、オリジナルよりも簡素化されている。
他の星霊でも体内に取り込めば内部の星素を糧として星素能力の向上が出来るからか、図書艦の動力として用いられるほどに大型で高出力な星素炉は、星霊を引き寄せる特性を有する。
『星素鋼(エーテル・メタル)』
星素核の星素能力を消去し、鋼鉄素材として加工したもの。
星素能力を消去する理由としては、通常の製法では生成された星素を活用する術がなく、星素炉と同様の理由から、無意味に星霊を引き寄せるだけの特性となってしまうため。
鋼鉄の2割程の重さでありながら、その約20倍の強度を持つ。
機動図書艦の装甲の他、武器などにも用いられる。
『ルミナス鋼』
星素鋼に、星素を糧として活性化する特殊細胞“ルミナス細胞”を組み込んだ鋼鉄素材。
星素の供給を受ける事で破損箇所を自動修復し、記憶した形状へ戻そうとする性質を持つ。
非常に製造の難易度が高く、希少価値の高い素材であるため、図書艦以外の用途に用いられる事は少ない。
『エクスギア』
星素鋼を用いて製造される道具で、大半が武器の形状を持つ。
その多くが星素炉を内蔵している。
魔導図書館の戦闘司書官に配備され、呪文を持たない非魔導師の司書官にとっては主力装備となる。
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