(自らでも驚く程に歯止めが効かないまま、つぅ、と指先で肌をなぞり上げ衣服を肌蹴させていくも、ふと耳に入った言葉に一層強く鼓動が鳴り。体温が上がる感覚と同時に何故か目頭が熱くなると、相手の頬に鼻先を擦り寄せ微かに息を詰まらせながら「楓、…楓…っ」と堪らない想いで繰り返し相手の名前を呼び。一度互いの間に僅かな隙間を作って視線を合わせれば、片手で相手の指を絡め取りそこへ口付けを落としながら「俺も、…愛してる」と答え)