後にも先にも、 （ 〆 ）

ふぁ、…おはよ、透哉（ 欠伸零し ）ごめん、昨日もまた寝落ちちゃってた、（ 眉下げ ）でも飯は作ってやりたいし、…とりあえず返事しとこう、と思う。けど、蹴ってくれちゃってもへーきだから。前のはもうちょい待ってて、落ち着いたら返事する（ こく、と小さく頷き ）
じゃあ、…昨日言った通り今日は帰って来れるか分かんないけど、…明日は絶対帰ってくる、つもりだから。だから待ってて、（ 相手の手をきゅ、と握り ）


…ん、…ふは、そうでしょ。それも透哉のために、特別だから（ 唇が重なれば満足そうに笑みを浮かべ、鼻先が触れ合うと甘えるように擦り寄りながら囁くようにぽつり、 ）
…俺が行っちゃうの、やだ？（ いくら相手を見つめても交わらない視線に、元はと言えば自分の所為だと分かっていながらも僅かに眉を寄せ。しかしめげずに相手の顔をじいい、と見つめ続けてはぽつりと意地悪く問いを重ね ）……今日は別に、食材揃ってるわけじゃないし…冷蔵庫ン中のもんで作るしかねェかな、…って思ってたから、…直ぐ作るし、…ワインはもっとちゃんとしたもん作った時に一緒に飲も、…今は南雲クンと一緒に居たい、（ ぎゅう、と相手を抱き締めていたが、衝動的に相手を引き留めてしまったことでその後のことは何も考えていなかったらしく、相手から問い掛けられればはっ、と我に返ったように目を見開き。相手を抱き締める腕の力を緩めながら、とにかく相手と一緒に居たい、という気持ちを半分言い訳のようにも聞こえる言葉でぽつりぽつりと伝え ）