後にも先にも、 （ 〆 ）

…ん、こっちー？（ 相手の声が聞こえてくればふと背中から顔を離し、相手の顔を見つめると視線が合えば嬉しそうに笑みを零し、相手が此方を向いてくれたのを良いことに軽く頬へと口付けを落としてはゆるりと首を傾げ ）んん、…それなら良かった、…いや、良くはねェけど。でも、出来るだけ時間空いたらすぐ帰ってくるから。…だから待ってて、早く帰って来れた時は楓くんが出迎えるし、（ 直ぐ近くに感じる相手の存在に安堵したように笑みを零しながらぽつりと言葉を返し ）…ほんと良い男すぎ。そんな風に思ってくれる彼氏が居て、…俺幸せだよ、（ 自身の体を包むような相手の温もりに幸せそうに目を細めて。ふと顔を其方へ向けるとあっさりと嬉しさに表情を緩めてしまいながら思ったことをぽつりと口にし ）ほんとー？…まァ、いつだって楓くんが傍に居るわけだし、…いつでも頼ってよね（ 重なる手の温もりにふ、と目を細めては、必要とされていることの嬉しさに何処か得意げな声色で言葉を返して ）ん、…任せて、（ 嬉しげな表情を見せる相手に愛しさを感じつつ、こく、と小さく頷くと期待しろと言わんばかりに得意げな笑みを浮かべ ）