吉良 楓 2018-06-26 15:57:08 |
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…悪い、昨日は俺が先に寝ちまった。一言言ってからにしようと思ってたのに…(眉下げ)返事しとくけど、俺が返してぇだけだから蹴ってくれて大丈夫だからな。
……俺、一生楓クンには敵わねぇわ、(相手に見せてしまうみっともない姿を少なからず負い目に感じていたはずが、相手からの“好き”の一言で簡単にそんな気持ちも霧散してしまうのだから自分も大概現金らしいと笑みを零すと、困ったように眉を下げながらぽつりと呟いて相手の目元に口付けを落とし。言わないつもりでいた恰好の付かない謝罪も結局は口にしてしまい、伝える事で気持ちが軽くなった一方淡い後悔も抱いていたのだが、そんな大人気ない心境さえ受け入れてくれるその言葉にじわりと胸の内が甘い幸福感に満たされ。自分の中では処理しきれない程の嬉しさと愛しさが込み上げるまま頬を微かに紅潮させつつ耐え切れずに眉を寄せると、触れ合った額を其方へ摺り寄せて。最後に付け足された言葉に相手が傍に居る事で感じさせてくれる細やかな幸せで胸が一杯になるのを感じながら、小さく頷くと「…ん、食いたい。楓の料理」とそれだけを辛うじて伝え、堪らないような気持ちが溢れるまま一度軽く唇を重ねると幾度か啄むような口付けを繰り返し)
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