後にも先にも、 （ 〆 ）

ん、(頭を撫でられると微笑んで目を伏せ相手の肩に顎を乗せ)俺はもう1回したし良いだろ(相手から気持ちを伝えられた際の事を思い出しては複雑そうな笑み浮かべ)
ほんっと欲張りだな、もうこんなにハマっちまってんのに。それとも俺の愛情表現が足りてねぇの？(片眉上げて微笑むと相手の頬を軽く摘まみ)…楓クンもかなり人の事言えねぇと思うけど？(意外そうに目を見開いて少しの間逡巡し口を閉ざすも、一方で愛しさが込み上げて来ると口端上げて態とらしく首を傾げ)
…ん、どうした？(反抗的な言葉にクスクス笑うも、ふと惚けたような視線を注がれている事に気付くと目元へ口付けを落としつつ問い掛け)
ふは、そんなに付けてねぇよ。4つくらい(熱っぽい表情や声に煽られ首筋に触れられる擽ったさとは別の震えが背筋を走り、余裕無さげに眉を寄せて笑むと付けた痕を指先で辿りながら答え)

ん、…まぁお前が寄り道したっていつまででも待っててやるけどな(クスクス笑いながら両手で相手の頬を包み)

…俺がお前を手放すのは、お前が俺以外の奴を選んだ時だけだ(寂しげな表情に困ったような笑みを浮かべると、宥めるように頬や額へ口付けを落としながら告げ)
…嫌だ(意地の悪い問い掛けに眉を寄せながらもぽつりと答え)

ったく、…仕返しか？(思わずゾクッと背筋を粟立たせながらも眉を寄せて平静を装った声色で問い掛け)
ふは、…どうしたんだよ、随分可愛くなっちまって(繰り返し求められるような口付けに唇を重ねる合間に笑みを漏らし)

ふは、やっと寝顔見れた(笑いながら額に口付け落とし)…けど結局俺も寝落ちちまってたし…少し前までは起きてたんだけどな。もう少し待ってれば良かった(僅かに眉を寄せ)