柚子こそ わたしがいなくても寝坊してはダメよ おやすみなさい… (生意気にもこちらを子ども扱いする言葉に、こちらもちゃんと朝一人で起きるように言い返して 穏やかな笑顔を浮かべながら小さく手を振って) 柚子ママ (二人の様子を微笑ましく見ながら柚子と一緒に病室を出て エレベーターに乗ると、表情を曇らせて娘に話しかけて) 「……柚子に話があるの」