匿名さん 2018-06-10 21:12:24 |
通報 |
爆豪
( 素直な奴だ。そういう奴は嫌いじゃないし、コイツらしいと思うとそれだけで満足出来る。多分、本当は心の底で疑っていた。いや、正しくは綺麗な願いだけじゃなくて、もっと正直な望みがある筈だと思っていた。いまいち微妙に俯いている顔を無理にでも引き上げてやろうと、空いている手を奴の頬に伸ばしかけた。 )
…、しねぇよ。はよ帰んぞ
( やや遠く離れた方から足音が近付いて来て、ようやく頭が冷静に状況の把握を進めていく。こんなところを見知らぬ他人に見られる訳には行かない、ましてやクラスの奴らには当然。両手をズボンのポケットに突っ込んで素早く踵を返す。頭の思考が止まらなかった。もしあのまま空気に流されていたら、どうなっていたのか。正直あまり考えたくはなかった。しかしきっとオレは何にしろ止まれなかっただろう。本能的にそう感じる。「……チッ」一瞬、自分自身に恐怖した。意識の外で勝手に動いていた自分の体も、それを認識すらできなかった事も、全部。 )
耳郎
アンタの母親だけは勘弁だわ。苦労しそうだし
( いやなんで母親。せめて姉とかにする気はないのか。多分無いんだなコイツ。てかそれほんとに褒めてんの? 頭の中で怒涛の突っ込み大会が発生しつつ呆れ顔で返す。と、上鳴の言葉に反応して、彼の視線が向かう先を目で追ってみた。この時間帯だからか、眼前を過ぎていく人は高校生が多い。それも男女。上鳴のことだからその子達を見てるんだろうと思う。その後に上鳴が何か呟いてるようにも見えたけど、周りが騒がしくて流石に分からなかった。…ていうか、羨ましいって言いかけたよねこいつ。ちょっとだけムッとしてしまう。 鈍感め。鈍感鈍感鈍感馬鹿。ばーか。ウチにしたらいいじゃんって言いたい。言ってやりたい。 )
…はいはい、じろじろ見過ぎてみっともないからやめろー。
( でもそんな馬鹿みたいに恥ずかしい台詞なんて言える度胸なんてある訳ないから、なんでもないことしか返事できない。上手く、いかないものだな。もうちょいウチも女子っぽく見られるようにした方が良いのかも。いやでもこれから買うCDめっちゃロックだ、ヤバい全然可愛げ無い。頭の中で色々悶々と考えながら上鳴の腕を引っ張りながら店の方へと歩いていき、 )
( /もうそんなになりますか…!
毎日お相手させて頂けることが楽しくて、あまり日にちの感覚がありませんでした…!!
こちらこそこれからもお暇な時間などに構って頂ければ幸いです~! )
トピック検索 |