主 2018-06-04 19:42:58 |
通報 |
勝手に上がってるだけで断じて誘ってなんかないー!
( ドクドクと大きく打つ心音と共に血管の中を血が流れる感覚までもがわかる気がするまでには確実な恐怖を感じている。紡がれたからかいの言葉にぎょっとしたように瞳を丸くさせれば続いて首筋に触れる指先を振り払うというそれと、否定との両方の目的を持って首を大きく左右に振り。それでも逃げられない事はわかっているのだが…。この状況ではどうあっても己の良いように転ぶはずがない。「__いいよ。血を吸われる経験なんてそうそう出来ないもんね、腹を括ろうではないか!」たっぷりの沈黙の後、いつの間にか生理的に浮かんでいた涙の膜をゴシゴシと荒々しく拭えば諦めたのか、目の前で此方を睨む相手の瞳を真っ直ぐに見据えつつ来るだろう痛みに耐えるべく意を決したように両拳を固く握り締めて )
トピック検索 |