生徒会長じゃん。なに、今日は珍しくゆっくりか? (学校の門が正面に見えてきた頃。登校集団の中にこの時間にしては珍しい背中を見つけ近付けば背後からトン、と肩を叩き。顔を覗いては昨日別れた時とどことなく違うその雰囲気に首を傾げながら並んで歩いて。「そんなんじゃ勉強も仕事も務まんねーぞ?」とからかい半分で自分の曲げた腕にぐっと力を込め見せつけ。)