風紀委員長 2018-05-22 20:30:25 |
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お前が気にしなくても俺は気にするっての、こればっかりは性分だからさ。 ( 眉下げ ) 期待には応えられる男だから、大船に乗ったつもりでいてよ。
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(休憩が終わると同時に始まった授業、黒板へと書き込まれていく文字に今更思い出したかのように開いた国語の教科書とノート。時折片手に持つシャーペンを滑らせていきつつ、教員の話が全く耳に入らないどころか聞こえてきたホイッスルの音に次第に意識を持っていかれれば、頬杖を付いて窓の外を見詰め。何処かのクラスが体育か、なんて少し羨ましくも感じながら眺めていた矢先、グラウンドを駆けている生徒の中に見付けた彼の姿に思わず目を見開かせ。咄嗟に漏れてしまいそうな声を抑えるように口許を覆い、そっと離して「…大丈夫なのかよ、アイツ。」何ともいえない表情を浮かべながら手元のシャーペンにグッと力を込め)
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